3月3日から6日まで、パシフィコ横浜で開催されていた「ジャパン インターナショナル ボートショー2011」が終了した。来場者の数は4日間で約4万3,000人。好天にも恵まれ、昨年の数を上回った。
ぼくも4日間、会場に通っていたが、出展各社の手応えも「なかなかいい」という声が多かったように思う。まずは関係者のみなさん、お疲れさまでした。
さて、ボートショーの期間中は、これを機会にマリン業界の人たちが集まる会合やパーティーも多い。その一つである「MJC(マリンジャーナリスト会議)スプリングパーティ」(5日夜開催)に参加した。
ゲストを代表するのが服部名人。『ボート倶楽部』や本ブログでも紹介しているとおり、昨年、IGFAの釣り殿堂入りを果たした服部さんに、その業績を称えて「MJCマリン賞」が贈られた。パーティー会場では、名人と一緒に写真を撮る人が大勢いて大人気(?)でしたよ。

人気といえば、今年のボートショーでは、各ステージイベントで多くの女性が起用され、来場者の注目を集めていた。MJCのパーティーには彼女たちも参加して、みなさんにご紹介する場面も――。

右から、永浜いりあさん、みっちぃこと石崎理絵さん、ふくだあかりさん、ふねドルの伊藤 麗さん、プロウェイクボーダーの浅井未来さん、野島麻衣さん。伊藤さんと浅井さん以外の4人は、いずれも女性アングラーとして各方面で活躍している。いりあちゃん、みっちぃ、Maiちゃん、麗ちゃんは『ボート倶楽部』に登場しているので、小誌ではおなじみの存在だ。(この写真の撮影後、もう一人、女性アングラーの小由里さんが壇上に呼ばれていました。ワタクシほろ酔い加減で撮影ミスを犯した模様)
いつもはオジサンばかりのMJCのパーティーにこのような女性が参加してくれると、やっぱり華やかになりますわな。彼女たちと名刺交換や談笑をする業界のオジサンたち(含むクボタ)は、みなご機嫌である。
で、この女性たちの活躍は、いわゆる「釣りガール」ブームと結びつけて語られることになる。小誌も支持しているムーブメントではあるけれど、こうして釣りガールがクローズアップされてくると、メディアや企業がどのようにして彼女たちを取り上げていくのかが気になってくるのも事実。「釣りガール、いいねえ。ウチでも出てもらおう」だけで終わってしまうことを危惧するのだ。
今回ボートショーで活躍してくれたような、釣りガールをリードする存在は大切である。でも彼女たちを「モデルとして起用」するだけではダメで、「リアリティーのある活動」を伝えなければ、本当の新規女性ユーザー開拓にはつながらないだろう。
例えばボートフィッシングの取材で、ボートのアレンジ、操船、ポイント選び、実釣……といったプロセスを、メディア側がすべてお膳立てして、彼女たちにボートに乗って釣りをしてもらうだけでは、リアリティーのある情報発信はできない。それではフネがボートに変わっただけで、中身は遊漁船の釣りであり、ボートフィッシングの醍醐味は味わえない。
現実問題として、彼女たちがボートを持っていることは少ないので、そのようなアレンジで取材を進めることはあるけれど、それでよしとしてはイカンということだ。
そしてメディア側の意識と同時に、彼女たち自身に「リアリティーのある活動」をめざしてもらうことも肝要だ。たとえマイボートは持っていなくても、レンタルボートで能動的にボートフィッシングを楽しむなどの姿勢を持ってほしい。
というわけで、小誌の記事に登場していただく釣り好きの女性は、みんなボートそのものへの興味も少なからずある女子ばかり。そして彼女たちを「釣りガール」とは表現せず、「女性アングラー」と称することにしている。釣りガールのブームは歓迎だけど、その言葉と該当者を消費して終わってしまい、気づいたらまたオジサンだけの世界に戻っていた……という事態は避けたいですからね。
最後にいりあちゃんとMaiちゃんのパーティーでの写真を1点。

こうして写メで楽しんでいるところは「ガール」以外の何者でもありませんな。上記の理屈(長くてスイマセン)とはべつに、女子らしいノリはじゃんじゃんマリンの世界に吹き込んでもらいたい。君たちが「おかしいよ」「こうしたらいいのに」と思ったことはハッキリ進言するべし。幸い、メディアに出るような釣り好き女子は、みんなオジサンのあしらい(?)が上手なので、言葉は悪いけどオジサンたちを手玉にとってマリンの世界を変えていくことも、君たちに課せられた使命である。よろしく。
posted by BCクボタヒデヤ at 14:00
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