2011年03月13日

2011年3月11日

このたびの地震で被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。

地震発生時、ぼくは編集部で仕事中だった。下記の写真のとおり、いろんな物が床に落ちたものの、舵社では人的な被害はなかった。交通機関が麻痺して社員の多くが帰宅困難になってしまったのは、首都圏で働くみなさんと同様であったが……。

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被害といえば、舵社が入っているビルの外壁には、こんな亀裂が。

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いずれ専門家によって診断されるのだろうが、ほかにも壁にひびが入っている個所もあるし、ウチのビル、大丈夫なんでしょうか?

甚大な被害を受けた東北地方には、取材で訪ねたことのあるマリーナも少なくない。その現状を想像すると、表現する言葉もない。そして、いま自分にできることは? と自問してみても、わが無力に気づかされるばかりである。

こうした状況を鑑みて、しばらくの間、おもな業務――現在『ボート倶楽部』2011年5月号の締め切り間近――に専念し、このブログの更新はお休みさせていただきます。

こうしている間にも、被災地では一刻を争う救援活動が行われている。一人でも多くの方の命が救われることを、また無事避難された方々の避難生活が少しでも安定したものになることを、願ってやみません。

posted by BCクボタヒデヤ at 11:00 | 編集部にて | 更新情報をチェックする

2011年03月07日

ボートショーにて「釣りガール」考

3月3日から6日まで、パシフィコ横浜で開催されていた「ジャパン インターナショナル ボートショー2011」が終了した。来場者の数は4日間で約4万3,000人。好天にも恵まれ、昨年の数を上回った。
ぼくも4日間、会場に通っていたが、出展各社の手応えも「なかなかいい」という声が多かったように思う。まずは関係者のみなさん、お疲れさまでした。

さて、ボートショーの期間中は、これを機会にマリン業界の人たちが集まる会合やパーティーも多い。その一つである「MJC(マリンジャーナリスト会議)スプリングパーティ」(5日夜開催)に参加した。

ゲストを代表するのが服部名人。『ボート倶楽部』や本ブログでも紹介しているとおり、昨年、IGFAの釣り殿堂入りを果たした服部さんに、その業績を称えて「MJCマリン賞」が贈られた。パーティー会場では、名人と一緒に写真を撮る人が大勢いて大人気(?)でしたよ。

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人気といえば、今年のボートショーでは、各ステージイベントで多くの女性が起用され、来場者の注目を集めていた。MJCのパーティーには彼女たちも参加して、みなさんにご紹介する場面も――。

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右から、永浜いりあさん、みっちぃこと石崎理絵さん、ふくだあかりさん、ふねドルの伊藤 麗さん、プロウェイクボーダーの浅井未来さん、野島麻衣さん。伊藤さんと浅井さん以外の4人は、いずれも女性アングラーとして各方面で活躍している。いりあちゃん、みっちぃ、Maiちゃん、麗ちゃんは『ボート倶楽部』に登場しているので、小誌ではおなじみの存在だ。(この写真の撮影後、もう一人、女性アングラーの小由里さんが壇上に呼ばれていました。ワタクシほろ酔い加減で撮影ミスを犯した模様)

いつもはオジサンばかりのMJCのパーティーにこのような女性が参加してくれると、やっぱり華やかになりますわな。彼女たちと名刺交換や談笑をする業界のオジサンたち(含むクボタ)は、みなご機嫌である。

で、この女性たちの活躍は、いわゆる「釣りガール」ブームと結びつけて語られることになる。小誌も支持しているムーブメントではあるけれど、こうして釣りガールがクローズアップされてくると、メディアや企業がどのようにして彼女たちを取り上げていくのかが気になってくるのも事実。「釣りガール、いいねえ。ウチでも出てもらおう」だけで終わってしまうことを危惧するのだ。

今回ボートショーで活躍してくれたような、釣りガールをリードする存在は大切である。でも彼女たちを「モデルとして起用」するだけではダメで、「リアリティーのある活動」を伝えなければ、本当の新規女性ユーザー開拓にはつながらないだろう。

例えばボートフィッシングの取材で、ボートのアレンジ、操船、ポイント選び、実釣……といったプロセスを、メディア側がすべてお膳立てして、彼女たちにボートに乗って釣りをしてもらうだけでは、リアリティーのある情報発信はできない。それではフネがボートに変わっただけで、中身は遊漁船の釣りであり、ボートフィッシングの醍醐味は味わえない。
現実問題として、彼女たちがボートを持っていることは少ないので、そのようなアレンジで取材を進めることはあるけれど、それでよしとしてはイカンということだ。

そしてメディア側の意識と同時に、彼女たち自身に「リアリティーのある活動」をめざしてもらうことも肝要だ。たとえマイボートは持っていなくても、レンタルボートで能動的にボートフィッシングを楽しむなどの姿勢を持ってほしい。

というわけで、小誌の記事に登場していただく釣り好きの女性は、みんなボートそのものへの興味も少なからずある女子ばかり。そして彼女たちを「釣りガール」とは表現せず、「女性アングラー」と称することにしている。釣りガールのブームは歓迎だけど、その言葉と該当者を消費して終わってしまい、気づいたらまたオジサンだけの世界に戻っていた……という事態は避けたいですからね。

最後にいりあちゃんとMaiちゃんのパーティーでの写真を1点。

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こうして写メで楽しんでいるところは「ガール」以外の何者でもありませんな。上記の理屈(長くてスイマセン)とはべつに、女子らしいノリはじゃんじゃんマリンの世界に吹き込んでもらいたい。君たちが「おかしいよ」「こうしたらいいのに」と思ったことはハッキリ進言するべし。幸い、メディアに出るような釣り好き女子は、みんなオジサンのあしらい(?)が上手なので、言葉は悪いけどオジサンたちを手玉にとってマリンの世界を変えていくことも、君たちに課せられた使命である。よろしく。


posted by BCクボタヒデヤ at 14:00 | 交流 | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

ヤマハF.A.S.T.26 S/D-HP

一つ前(下)のブログ・ネタと同様、こちらも『ボート倶楽部』2011年4月号に掲載された「ニューボートプロファイル」で紹介したボート、「ヤマハF.A.S.T.26 S/D-HP」の動画をお届け。

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スイマセン。都合により、ぼくはこのボートの取材には参加していないので、動画(約3分)を撮影したのは小社カメラマンの山岸である。



当たり前といえば当たり前だが、山岸が撮った動画はぼくのそれとはレベルが違うわ。今後の動画配信のあり方について、ちょっと考えてしまうほどの落差ではある。

それはともかく、F.A.S.T.26について。

ぼくはこのディーセル・スターンドライブ仕様には乗っていないわけだが、F.A.S.T.26の船外機仕様には、陸奥湾での実釣取材など幅広いコンディション下で乗ったことがある。メーカーではF.A.S.T.26を「瀬戸内向け」としていて、確かに舷が低く、船底勾配も深くない船型なのに、実際にはなかなかどうして、荒れ気味の海でも安心して走らせることができる。おそらく、やや細身の船体が抵抗の少ない走りを獲得し、ウェーブスラスターブレード(WTB。船首船底のつまみ出し)が波を乗り越えて着水するときの衝撃を和らげてくれるのだろう。
WTBのおかげでスパンカーの利きもまずまず。WTBのウイークポイントである追い波時の船首の引っかかりにさえ注意して乗れば、使い勝手のいいフィッシングボートとして活躍するはずだ。

そして、今回追加されたディーセル・スターンドライブ仕様のパワートレインは「ボルボペンタD3-170」。5気筒、2.4L、電子制御、コモンレール式燃料噴射装置を採用した新世代のマリンディーゼルエンジンである。

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ほかのボートで体験したボルボペンタDシリーズの印象からして、F.A.S.T.26 S/D-HPの走りがディーゼルとは思えない軽快さを持っていることは想像に難くない。取材した編集部のイマムラも、その好印象をしきりに話していた。しかも燃費、排気のクリーンさも格段に向上しているというのだから、ユーザーにとってはグッドニュースである。

むかし(1970年代)フォルクスワーゲン・ゴルフ(初代)にディーゼルモデルが登場したときに、その高性能と軽快さで「ディーゼルの概念を書き換えた」と賞賛されたけれど、いまプレジャーボートのディーゼルエンジンの世界で同じような変革が起こっている気がする。ヤマハが自社製ディーゼルエンジンではなくボルボペンタのそれを選んだのも、当然の帰結かもしれない。

ところで、日々の雑誌づくりのなかで「編集部の取材用ボートがあったらいいのに」と思う場面も多いのだが、このF.A.S.T.26 S/D-HPにフィッシングサポートリモコンとスパンカーを装備したボートなんか、いいですねえ。十分な船上スペース(取材だと23フィートクラスでは狭いことがある)、釣りのしやすさ(釣りの取材が多い)、足の速さ(機動力は重要)、燃費のよさ(経費は少しでも抑えたい)など、〈BoatCLUB号〉(仮称)にぴったりの資質を備えている。パイロットハウスの狭さが玉に瑕だけど、取材なら、年功序列で中と外に分かれればいいので問題なし(笑)。
それにしても、編集部のプレスボートが持てるなんて景気のいい話が実現する時代は来るのでしょうか? 来てほしいなあ……(ため息)。

最後に、取材に立ち会っていただいたヤマハ発動機の市川さんとボルボペンタ・ジャパンの常田さんのコメントをお届けする(約3分)。



市川さん、常田さん、突然の撮影リクエストにお応えいただき、ありがとうございました。業界関係者のみなさま、『ボート倶楽部』の取材では「急なコメント動画撮り」をお願いする可能性がありますので、心の準備のほど、よろしくお願いします!


posted by BCクボタヒデヤ at 07:10 | ボート&ボーティング | 更新情報をチェックする
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